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 映画レビュー 「ブラックサイト」 

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(2008/09/24)
ダイアン・レインビリー・バーク

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【ストーリー】
アメリカオレゴン州ポートランドで起きた悪夢。FBIサイバー捜査官ジェニファーが捜査する闇サイトは、人々のアクセス数によって人を死に至らしめる殺人中継サイト。ネット上に映る捕らえられた被害者。彼らの生死を決めるのは、罪悪感もなく、一瞬でサイトにアクセスできる世界中の66億人の人々だ。その“好奇心”を利用して、自分の手を汚さずに殺人を完結させる知的サイコキラーの目的は?遂に犯人の手がかりをつかんだジェニファーに、魔の手が迫る! アマゾンDVDあらすじより


わりと正統派のサスペンススリラー。
殺され方がエグイので15Rになってますがストーリー自体はまっとうでグロや猟奇目当てで見ると肩透かしくらうかも。
”悪意の無い(つもりの)共犯者”を大量生産してしまうネット社会の怖さがテーマかな。
「ゾディアック」系の社会派サスペンスが好きな方は楽しめるんじゃないでしょうか。

実際私はこの映画観ながら「バカバカ!!なんでアクセスしちゃうんだよ!」とか
「最初はともかく確実に自分の行為で人が死ぬってわかってからも平気でアクセスするってそんなありえるか!?」とか
「日本だったらどうだろ。アクセスした人が後からつるし上げくらいそうだよな」とかいろいろ真剣に考えてしまいました。
以降ややネタバレ気味


猟奇的な連続殺人といえばやはり犯人の造詣が気になるところ。
がこの犯人は不気味というよりは気持ち悪く、怖いというよりむかつきます。
やってることは快楽殺人のくせに「社会に問題提起」装うとことか…
「セブン」のあの人や「ソウ」のあのおっさんもそんなタイプだったなあ。
しかし、あの人やあのおっさんは完璧いっちゃってる人でしたが、この犯人はちらちら自分可哀想アピールするとこがなんともうざい。
(あ、そういえば「ソウ」のおっさんも不治の病アピールすごかったけど全然カワイソじゃなかったな)
この犯人はなんつーかね、あんまり好きな言い草じゃないんだけど
「このゆとりが!!」と罵りたくなる様な感じなんですよね。
そういうなんとも言えない嫌~な感じの犯人に役者さんがはまってて
実は細部はダイハードなみにぶっとんだ部分があるこの映画にリアリティを与えてます。
(まあブルース・ウイリスだったら2番目の事件のあたりで犯人とっつかまえて半殺しにしてそうですが)
ダイアン・レインも夫と死別し娘と母と暮らす堅実なFBI職員を違和感無く演じきってます。
強すぎず弱すぎず。
そんな普通っぽいダイアンが終盤見せてくれる頑張りに思わず声援!

この映画で非常に印象に残ったのはラスト。
そこまでは手堅い作りで佳作ではあるけどお約束な展開のベタ映画かな、と思ってたんですがラストでいろんな意味で鳥肌がたちました。
どんでん返しなどは全く無いのですが「カメラの向こうで見ているはずであろう多くの共犯者」を意識した彼女の行為になぜか映画を観ている自分までもがドキリとさせられました。
観る人によっては「え?これだけ?」と感じるかもしれないけど私には苦く少し感動的な幕切れでした。



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2012/06/07(木) 06:40:53 | | # [Edit]
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